こんにちは、三輪あや子です。
お墓のことを考えた末に、今では供養の一つの形として「散骨」を選ぶ方も増えてきています。
うちの母も、よく将来は「散骨にしてね」などと言っていましたが・・・
ただ、実際に散骨をしようと思っても、どこに依頼すればいいのかわからない、という声は、よく聞きます。
また、地域によっては、そういった散骨を行う業者そのものが見つからないこともあります。
・・・あきらめる?
実は、わたしも母に「ああ、そう」と、生返事をしたまま放置していたのですが、重い腰を上げて、一応、いろいろと調べてみたわけです。
今回は、その中から「ミキワの海洋散骨」を、ご紹介したいと思います。
もちろん、全国対応の散骨・粉骨サービスです。
お骨郵送料は無料
公式へは画像をクリックするか
こちらから>>ミキワ公式サイト
テレビ朝日の「スーパーJチャンネル」でも紹介されたことがあるので、わりとご存じの方も多いと思いますが、改めて、どんなサービスなのか、見ていきたいと思います。
屋 号:お墓のミキワ
商 号:株式会社サンテレーヴ
所在地:埼玉県川口市東領家1-10-6-105
- 連絡先:048-212-7186
ミキワの海洋散骨とは?
ミキワの海洋散骨は、
お骨の預かりから海での散骨式までをワンセットにした、散骨のトータルサービスです。
- お骨を預ける
- お骨を洗浄
- 乾燥・粉骨加工
- 海での散骨
まず、ミキワに大事なお骨を預けます。
お骨は、きれいに洗われて、乾燥した後にきめ細かなパウダー状に加工されます。
この状態を「粉骨」と言うそうです。
この粉骨だけのサービスプランもある、とのことです
粉骨化されたお骨は、真っ白さらさらです。
次は、いよいよ散骨だな
チャーターした小型クルーザーで東京湾沖に出ます。
そして、散骨が認められている海域に入ると、船を止め、おごそかに散骨式が行われます。
パウダーになったお骨をさらさらと海に流し、献花とお酒をささげます。
この散骨式を行った海域ポイントは、
後日、送られてくる散骨証明書に、正確な緯度・経度が記されています。
大事に保管しておいてください。
不要になった骨壺なども、
希望すればミキワ側で処分してもらえるそうです
この散骨式の流れや様子などは、公式サイトに画像や動画があります。
【サービスのポイント】
- 散骨とは別に、粉骨を分けて手元に残すことは可能
- 他社で行った粉骨でも「散骨」できる
- 不要になった骨壺の処分は無料
>>ミキワ公式サイト
樹木葬・手元供養したいなら?粉骨サービスのみもOK
散骨プランに標準セットされている「粉骨」ですが、この粉骨サービスのみも行っています。
粉骨加工することで、お骨の容量はもともとの4分の1ほどになり、自宅で保管しやすくなります。
ペンダントや小さな容器に納めて手元供養が可能です。
公式サイトには、
手元供養用のいろんな容器が紹介されています
あるいは、樹木葬や宇宙葬などを考えている方などに適したサービスです。
ちなみに、粉砕機は1回ごとにていねいに洗浄しているので、
他人のお骨が混じることは一切ない、とのことです。
散骨式に立ち会えない場合の方法とは?
ミキワの散骨サービスには、2種類の方法が用意されています。
【散骨サービス】
- 代理散骨(ミキワが代理で行う散骨式)
- 個別散骨(遺族が乗船して行う散骨式)
代理散骨とは?
こちらは、ミキワの担当者が遺族の代理として散骨式を執り行うものです。
散骨するときには、いっしょに船に乗って自分の手で散骨できれば、それがいちばんいいのでしょうが、難しい場合もありますよね。
代理散骨は、遠方に暮らす方や、体調面や体力的に乗船が心配な方、時間が取れない方などのための方法です。
ミキワにお骨を預ければ、あとは散骨式まですべて行ってくれます。
後日、散骨証明書が送られてきます。
個別散骨とは?
こちらは、遺族が散骨式に立ち会うものです。
遺族が都合の良い日時を選び、散骨式当日はチャーターした船に乗船して、自らの手で散骨を行うというもの。
散骨している様子はスタッフが写真に撮ってくれるそうです。
散骨証明書と写真は、後日、送られてきます。
どちらを選ぶかは、家族と相談して決めるといいですね
>>ミキワ公式サイト
散骨証明書って何のためにあるの?
ミキワでは代理・個別にかかわらず、
散骨した証として『散骨証明書』が発行されます。
これって、なんのためにあるのでしょうか?
単なる証明書?
実はこの散骨証明書には、「散骨を行いました」という証明のほか
散骨ポイントが記されています。
・・・それが?
たとえば、命日や人生の節目の報告などに、散骨した海域にお参りに行きたいと思った時には、
この証明書に記された緯度・経度をたよりに、散骨ポイントにたどり着くことができます。
ミキワには散骨以外に、お参り専用の『メモリアルクルーズプラン』などもありますが、この散骨ポイントを目印に、お参りに行くことができます。
他社で散骨を行った方でも、散骨ポイントさえわかれば、このメモリアルクルーズは利用できるそうです。
散骨証明書は、広い海で位置の特定が可能となる、大切な証明書です。
なくさないよう、大切にとっておいてくださいね。
海はつながってるから
「散骨した場所にお参りは必要ない!」
って思ってる人も、念のために保管しとこう
ミキワへお骨の送り方・預け方
大切なお骨の預け方ですが、3つの選択肢があります。
- 郵送(送料無料)
- 持ち込み(来社・要予約)
- 出張受取り(自宅・火葬場など)
お骨の郵送料はミキワ側負担です。
それ以外の方法は、エリア条件や手続きなどが必要ですが、一部無料サービスがあります。
郵送で送る方法(送料無料)
配送業者は郵便局の「ゆうパック」を利用します。
配送料はミキワ側が負担します。
ゆうパック以外では、
今のところお骨は送れません
- 骨壺のフタをテープなどで固定
- 外箱に戻して、必要書類といっしょに段ボールに梱包
- ミキワ宛てに着払い用紙で送る(送料の支払い不要)
郵便局に持って行くのが難しいなら、ゆうパックの集荷サービスが無料で利用できます。
アプリだと、すぐに手続きできますよ
ミキワへ持参する方法(要予約)
お骨をミキワまで自分で持って行く方法です。
当然、無料ですが、予約が必要です。
前もって日時の予約をしてから、訪問するようにしてください。
その時に、必要書類も忘れずに持参してくださいね。
アポなし訪問はだめだよ
出張で受取りに来てもらう方法(一部無料)
自宅や火葬場までミキワの社員が出向きます。
大切なお骨(こつ)を、手渡しで預けることができる安心の出張サービスです。
【こういう方のためのサービス】
- 郵送や持参が難しい事情の方
- お骨の郵送に抵抗を感じる方
- 火葬後、すぐに粉骨したい方
- 火葬後、お骨を持ち帰れない方
この出張サービスには、有料エリアと無料エリアとがあります。
【無料エリア(近距離圏内)】
お骨を取りに来てもらうときのみ、無料です。
- 東京23区と、川口駅から半径20キロ圏内
- 引き取り時のみ無料
- お届けは有料
【有料エリア(遠距離)】
無料エリア以外は有料サービスとなりますが、出張は可能です。
出張料金は、距離によって変化します。
無料エリアや、出張費用についての詳細は、公式サイトでご確認ください。
無料エリアマップですが、
公式サイトの「無料引き取り実施中」の、下側のバナーをクリックすると、確認できます。
>>ミキワ公式サイト
散骨の申込みに必要なものとは?何を用意するべき?
散骨の申込みに必要なものを、まとめてみました。
事前に確認しておくと、スムーズに手続きができます。
【散骨に必要なもの】
- お骨
- 本人の確認書類(健康保険証や運転免許証)のコピー1通
- 埋火葬許可証(または改葬許可証)のコピー1通
埋火葬許可証とは、火葬場で渡される書類です。
封筒に入った一枚の紙です。
お骨箱の中に入っていることもあるので、確認してみてください。
もし見当たらない場合は、
ミキワに相談してアドバイスをもらってください。
散骨に向いている方とは?
お墓に代わる供養法として注目されている散骨ですが、こういう方に特に向いていると思います。
- お墓が購入できない方
- 墓じまい後、お骨の供養先がみつからない方
- お骨を手放せなかった方
- お墓に入りたくない方(土の中に入れたくない方)
- 海に散骨したい方
ミキワで散骨した人の感想・評価とは?
こちらは、ミキワで散骨をされた方々の利用後アンケートからの一部抜粋です。
実際の散骨の様子がなんとなく感じられると思います。
父が亡くなり、お墓も持っていないため、散骨することに決めました。
私は障害があり、遺骨を持って行くことができません。
かと言って、宅急便で送ることにも抵抗がありましたが、相談したところ、自宅まで引き取りに来ていただけたので、とても助かりました。
(埼玉県 50代男性)
先日は大変お世話になりました。
とても暑い日でしたが、海の上はとても気持ちよく、家族の思い出になる、良い散骨ができたと思います。
亡くなった父の希望どおり、「墓はいらない。できれば海にまいてほしい。家族の負担になりたくない」を、実現できて残された者としても良かったと思っています。
(埼玉県 40代女性)
事後処理もふくめ、対応は大変良かったです。
価格含め、感謝しております。
(愛知県 50代男性)
主人が亡くなってお墓も考えましたが、もし私に何かあれば、まだ幼い子どもたちにお墓が継承されてしまい困るだろうという思いから、相談させていただきました。
お墓のこと以外にも、分骨や散骨について、ていねいな説明をしていただき、納得して散骨に決めました。
散骨の当日まで、海に骨をまくことに対して、亡くなった人に冷たいかな、と迷う時もありました。
ですが、実際に粉になった骨を海にまくと、白いもやが太陽に照らされて、うねりながら、まるで泳いでいるようで---。
間違いじゃなかったと自信が持てました。
子どもたちのために船を止め、飛行機が飛んでいるのを下から見せてくれたり、飲み物を用意してくれたり、ミキワさんに電話して本当に良かったです。
散骨のイメージが変わったのと、夫が亡くなった後、気持ちを切り替えるきっかけになりました。
本当にありがとうございました。
(埼玉県 40代女性)
これは・・・泣けた。
お母さんと子どもたちを
まるごと抱きしめてエールを送りたくなりますね。
このほか、ミキワでは「墓じまい」のお手伝いをする全国サービスを行っているので、墓じまいからサポートしてもらったお礼の手紙などもいろいろとありました。
そして、マイナス評価としては、こちら。
- 散骨場所の選択肢があればよかった
というものでした。
それ以外では、どなたも納得して、満足されているようです。
ここで紹介した以外の散骨体験談も、公式サイトにはアップされています。
皆さん、いろんな考えがあって、散骨を選んでいるのがよくわかりました。
>>ミキワ公式サイト
散骨の利用料金について
散骨・粉骨の料金は、お骨の量によって変わります。
以下は、参考まで。
【散骨サービス料金】
- 代理散骨プラン 27,500円~
- 個別散骨プラン 110,000円~
【粉骨サービス料金】
- 14,300円~
まとめ
『ミキワの散骨』の
主なポイントをまとめると、こんな感じです。
- 東京湾での海洋散骨
- 代理での散骨あり
- お骨の郵送費用は無料
- 出張サービス(お骨受取り)あり
- ご先祖の粉骨・散骨も可
- 粉骨のみも可
- 二人目以降の割引あり
人間とは別にペット枠もあるようです。
- ペットの散骨(代理のみ)
散骨サービスを行っている会社の中でも、HPの構成や内容がわかりやすかったことから、ミキワの散骨サービスを紹介してみました。
散骨海域は東京湾ですが、海はつながっているので、特に近場の海にこだわらないのであれば、選択肢の一つとして考えてみるのもいいかと思います。
大切な人のお骨(こつ)が自宅にある方は、生前の故人の性格や考え方などを思い返しながら、ゆっくりと考えてみてくださいね。
>>ミキワ公式サイト