こんにちは、三輪あや子です。
自宅に骨壺(こつつぼ)、抱えていませんか?
日本では、お葬式が終わった後、だいたい四十九日の法要のタイミングで、ご遺骨をお墓に納めるというのが、通常でした。
ところが、いろんな理由から、自宅にいつまでも骨壺(遺骨)を持っている方って、意外と多いんです。
お墓がある方や、永代供養を考え中の方などは、いずれ納得いく形で納骨されると思います。
困るのは、そうじゃない方たちです。
- お墓がない方
- お寺との付き合いがない方
- 経済的理由で、自宅にご遺骨を持ったままの方
- 事情があって、ご遺骨を引き取れない方
- 自宅に骨壺を置いたまま、どうすればいいのか悩んでいる方
ご遺骨は、必ずしも埋葬しなければならないわけではありません。
心ゆくまで、目の届くところに骨壺のまま鎮座いただいていても、いいのですが・・・
そういう人は、いいんだけどね~
そうではなく、扱いに困って、風呂敷に包まれたままの骨箱(ご遺骨入り)を、自宅に放置しているのであれば、そろそろ手放すことを考えてもいいんじゃないでしょうか。
お骨(こつ)を勝手に処分(そこらに捨てたり、埋めたり)すると、罰則の対象になります。
そこで、今回は、自宅からご遺骨を郵送して、納骨する「送骨永代供養」という方法をご紹介いたします。
送料不要! 梱包して送るだけ
>>遺骨相談.com
どういうものなのか、いっしょに見ていきましょう
遺骨を郵送!?「送骨永代供養」ってどういう供養法?
送骨永代供養については、「送骨」と「永代供養」とを分けてみると、わかりやすいと思います。
永代供養とはどういう方法?
「永代供養」とは、最初に一定の供養料を納めることで、永年にわたって管理・供養し続けてくれる、新しいタイプの供養です。
これは、核家族化や少子化もあって、故郷のお墓のめんどうを見られない家が増えたことで、生まれた新システムです。
跡継ぎがいないってことは、お墓を世話する人がいないってことですからね
故郷のお墓がどこにあるのかも、子ども世代、孫世代に伝わってなかったり、とかね
送骨とは、どういう意味?
「送骨」とは、遺骨の入った骨壺を、永代供養を行っているお寺や霊園に送り、納骨してもらうことです。
最近は、風光明媚な霊園での永代供養を望んでも、そこまで納骨に行けない方も多いそうで、こういうサービスが生まれました。
それをサポートするのが霊園側と契約している「遺骨相談.com」のような会社です。
【送骨永代供養とは?】
つまり、送骨永代供養とは、本来なら、納骨堂までご遺骨を持参するところを、
郵送で受け取ってもらえて、書類の手続き~納骨までをおまかせできる供養方法です。
いろんな事情で納骨に行けない方へのサポートですね
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送ったご遺骨は、どこで永代供養してくれるの?
「遺骨相談.com」を通して送ったご遺骨は、九州の福岡県にある「筑紫野さくら墓苑」で永代供養されます。
場所は、JR鹿児島本線の「原田駅」から車で約15分のところにある、自然豊かな霊園です。
総面積約3万㎡の広大な敷地はバリアフリーで、春には桜が満開となり、秋は紅葉が墓苑を彩ります。
苑内には管理センターがあって、墓地管理士や清掃員が常駐し、毎日、苑内の清掃を行っているとのことなので、安心して預けられそうです。
いつも、きれいにしてもらってるのって、いいよね。
うん、大切にしてもらってるみたいで、安心して預けてられる
宗派などは一切、関係なく、永代供養してくれる場所です。
郵送されたご遺骨は、書類手続きを済ませた後、こちらの永代供養塔の中央部にある合葬墓に納められます。
合葬されると、メールで「無事、納骨できました」と、お知らせがきます。
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供養塔のバックに、まだ小さいけど桜の木が植わっているので、育つにつれ春はあでやかだと思います。
送骨永代供養の注意点
いったん合葬(合祀)すると、遺骨の返却はできないので、十分に考えて決めてくださいね。
「遺骨相談.com」の送骨利用規約に、次のように書かれていました。
(送骨利用規約)
第4条(焼骨の返還)
ユーザーから申し込みの焼骨が送られてきた後、焼骨は合祀されるものとします。
合祀形式の納骨ではその形式上、合祀後の焼骨の返還には一切応じられないものとします。
これは、他の合葬(合祀)の永代供養に共通する注意点です。
合葬の永代供養を申し込む前には、他の親族にも相談して、間違いのないようにしてくださいね。
送骨永代供養は、管理費もずーと不要!?
永代供養は基本的には合葬ですが、3つのタイプから選べます。
管理費・永代供養料をすべてふくめた価格です。 |
この中から、希望のタイプを選んで申し込みます
①は、供養塔の中心部へ合葬する基本のタイプです。
②は、石碑のような所へ名前が表示されるオプションです。
③の個別納骨は、ボックス型の石の納骨堂で、20年経つと、供養塔の中心部へ合葬される、というものです。
公式サイトにそれぞれの写真や説明も出ているので、それを見て選んでください。
毎年、春のお彼岸に合同供養を行っていて、大勢がお参りされるようです。
>>詳しくはこちら
満開の桜の下で、法要するんだね
支払い方法・その他
- クレジットカード
- 銀行振込
- 申込日より7日以内に入金
- 入金が確認された後、7日以内に発送されます。
商品代金以外の追加費用はありません。
納骨後も別途費用は発生しません。
返品・キャンセルについて
「送骨永代供養の注意点」のところで書きましたが、ご遺骨を送った後の遺骨の返送や、キャンセルは一切できません。
後から「やっぱりやめます」とか、「あのお骨、返してください」は、できません。
送られてきた梱包キットに不備等あった場合は、到着より7日以内にメールにて連絡を入れてください。
【遺骨相談.com】 問い合わせ先メアド mail:toiawase@okotsusodan.com ※筑紫野さくら墓苑へ直接電話連絡をされても対応致しかねます。 |
ご遺骨の郵送料について
ご遺骨(骨壺)を郵送するための送料は、一切かかりません。
着払いなので、いらないんです。
「遺骨相談.com」は、離島からの送料も無料です。
梱包材も骨壺サイズに合ったものが送られてくるので、何も用意する必要はありません。
- 送料不要(離島料金も無料)
- 集荷サービスも無料
全部、コミコミ料金で、わかりやすいですね。
遺骨の郵送(配送)サービスはどこに依頼?
ご遺骨を郵送できるのは、今のところ郵便局の『ゆうパック』だけのようです。
宛先記入済みの着払い用紙(ゆうパック用)がセットに入っているので、それを貼って送ります。
荷物を自宅まで取りに来てもらいたい場合は、集荷サービスが便利です。
郵便局に申し込めば、無料で引き取りに来てくれます。
郵便局アプリなら、かんたんに申し込めますよ
「遺骨相談.com」ってどんな会社?遺骨を預けても大丈夫?
大切なご遺骨を手放すわけですから、間に入ってくれる会社のことも、ちょっと調べてみました。
「遺骨相談.com」は、ご遺骨を送って永代供養したい人と墓苑とを結ぶ、サービス代行会社です。
【遺骨相談.com運営会社】
- 販売業者名 株式会社ひまわり
- 販売責任者 山本辰広
- 所在地 〒818-0003 福岡県筑紫野市山家3740-1(筑紫野さくら墓苑供養塔内合葬墓)
- 電話番号 0944-32-8552
- 販売URL https://www.okotsusodan.com
どうやら、筑紫野さくら墓苑の管理団体が運営にかかわっているサイトのようですね。
なら、安心して預けられそうです。
では、実際の申し込み方法などをチェックしていきましょう。
ご遺骨郵送の申し込み方法と手順
「遺骨相談.com」に申し込んだ後、入金が確認されると、梱包セットが送られてきます。
- WEBサイトで 申し込む
- 料金の支払い をする
- 梱包キットが 届く
- ご遺骨をゆうパックで送る
こういう流れです。
梱包キットは、遺骨郵送用とは、わからないように送られてきます
送骨の申し込みには、次の書類等が必要です。
- 火葬(埋葬)許可証または改葬許可証
- 身分証明書(住民票または運転免許証)
添付ファイルで送信するので、前もって準備して、スマホで撮影しておくといいですよ。
火葬(埋葬)証明書については、後の項目に書いています。
まずは、順を追って見ていきましょう。
申し込みフォームの記入方法から確認していきます。
申し込みフォームの記入方法
特に複雑なこともありませんが、一応、確認しておきます。
①遺骨の所有権の有無の確認
ここは、申込者が遺骨の責任者であることの確認です。
問題なければ「はい」にチェックを入れます。
問題ある方は、そちらの問題を片付けてから、申し込んでくださいね。
わからない場合は、「遺骨相談.com」にメールで相談してみてください。
>> 送骨の相談はこちら
②必須事項に記入
申込者やご遺骨に関する情報を記入していきます。
- 申込者の名前
- 故人(ご遺骨)の名前
- 申込者と故人(ご遺骨)の間柄
ご遺骨が夫なら「夫」、お姉さんなら「姉」という感じですね。
- 申込者の住所(梱包キットを受け取る住所)
- 申込者の電話番号(連絡がつく電話番号です。ハイフン「-」なしで入力します)
- 申込者のメールアドレス(普段、使っているメアドです)
③必要書類の写メを添付
「火葬許可証」か「改葬許可証」の書類をスマホで撮影して、それを添付します。
パソコンで申し込む方は、撮影した写真を、パソコン側の任意のフォルダに移しておいてください。
要するに、自分で「ここに写真が入ってる」とわかる場所(フォルダ)ってことです。
添付方法は、
1.スマホで書類を撮影
2.「ファイルを選択」ボタンをクリック
3.出てきたアルバム内から、目的の画像を選択
4.添付したら完了
④骨壺のサイズ
骨壺が入っている外箱の、直径と高さを測って入力します。
送られてくる梱包サイズのためなので、メジャーで測ってくださいね。
公式サイトにサイズ一覧が載ってたよ
⑤身分証明書の写メを添付
手順は、③と同じです。
2種類の内、どちらかを添付します。
- 住民票(3ヶ月以内に取得したもの)
- 運転免許証
運転免許証の場合、表面・裏面の両方を撮影して添付します。
⑥供養コースと支払い方法を選ぶ
3種類の供養コースから希望のものにチェックを入れます。
銀行振込を選んだ場合は、「遺骨相談.com」からの確認メールに、振込口座のお知らせがあるので、そちらに振り込みます。
その下の【備考欄】には、気になることや、質問があれば書きます。
何もなければ、空欄のままでOKです。
⑦利用規約に同意して送信
送骨利用規約を読んで、問題なければ「利用規約に同意します」にチェックを入れ、【同意して確認画面へ】をクリックします。
あとは、入力情報に間違いがなければ、送信します。
以上で、申し込みは完了です。
あとは、入金確認後に発送される梱包キットを受け取り、遺骨を送ります。
遺骨を送る手順
梱包キットが届くと、まず中身を確認してください。
配送中の箱の壊れや、足りないものがないかなど、すぐに確認してくださいね。
問題なければ、骨壺と必要書類をまとめて梱包し、着払い用紙を貼って、ゆうパックで送ります。
梱包マニュアルが入っているので、それを確認しながらやってくださいね
骨壺の梱包の仕方や注意点は、公式サイトに画像付きで説明が載っているので、そちらを確認してください。
ご遺骨といっしょに送る書類とは?
ご遺骨をゆうパックで送る時に、いっしょに入れておかなければならない書類があります。
「火葬(埋葬)許可証」
または 「改葬許可証(墓じまい・墓の移転の方)」 |
どちらか一方を同封して「遺骨相談.com」に送ります。
要は、申し込みフォームで添付した書類を、今度は送るってことね。
え、写メを添付したのに? また送るの?
申し込み時に、これらの許可証の内容に問題ないことを事前に確認した上で、ご遺骨といっしょに送ってもらう、ということです。
【火葬(埋葬)許可証】はどこにある?
火葬(埋葬)許可証は、火葬場で職員から骨壺といっしょに受け取っているはずです。
紛失してはいけないので、骨壺が入っている箱の中に収められていることが多いです。
この書類がなければ、埋葬はできませんので、探しても見つからない場合は、死亡届を提出した役所で、再発行手続きをしてください。
火葬して5年が過ぎているか、過ぎていないかで手続きの内容が違ってくるので、お早めに!
【改葬許可証】はどこで手に入る?
こちらは、お墓の引っ越しのための許可証です。
お墓のある自治体に問い合わせて、「改葬許可証」を発行してもらってください。
火葬(埋葬)許可証・改葬許可証がなくても納骨は可能?
この書類がなければ、埋葬することはできません。
当然「遺骨相談.com」の送骨永代供養も利用できません。
火葬(埋葬)許可証または改葬許可証のない遺骨は「墓地・埋葬に関する法律(=墓埋法)」によって埋蔵を禁止されています。
逆に、お骨は絶対に墓に入れろ、とは墓埋法には書かれていないので、持っていることはOKなんです
でも、そこらに勝手に捨てたり、庭先に埋めるのは禁止
納骨先「筑紫野さくら墓苑」の口コミ・感想
筑紫野さくら墓苑って、どんなところなんでしょうね?
こちらは、筑紫野さくら墓苑にお墓の契約をされた方々の感想です。
墓苑のホームページ内で紹介されていたものから、一部をご紹介しておきます。
参考にしてください。
まだ新しい霊園で、お参りに行くたびにお墓が増えています。
いつ来てもきれいに清掃してあり、ここを選んで良かったと思っています。
法事ができる施設が完成するのが楽しみです。
小高い丘の上の「さくら墓苑」さんは、すぐ横の運動公園を利用するたびに気になっていました。
何回か見学し、その際、案内してくださった方の適切なアドバイスと心のこもった対応に、ちゅうちょなく、ここに決めました。
近々、法事等ができる施設も完成するとのことで、妻ともども、ここに決めて本当に良かったと喜んでいます。
公園のような霊園で、とても気持ちが良いです。
霊園に対するイメージが変わりました。
初めて「さくら墓苑」さんに立ち寄った時、とてもおだやかな清々しい気持ちになりました。
明るくて、あ、ここならいいな、と感じお話を聞かせてもらいました。
(中略)イメージどおりのお墓ができあがりました。
大満足です。
われわれ夫婦の最初の終活にと、まずはお墓選び。
いろいろな墓苑や納骨堂を見学し、最終的に「さくら墓苑」へとたどり着きました。
担当者の方はおだやかで明るい方で、これも決めての1つです。
来春の桜の花の咲く頃が楽しみです。
などなど、「筑紫野さくら墓苑」の景色の美しさや、その景観をていねいに整えている様子が伝わってくるかと思います。
【筑紫野さくら墓苑】 福岡県筑紫野市大字山家3740-1(筑慈苑・山家スポーツ公園横) 筑紫野インターから車で約15分。
周辺の福岡市や太宰府市からのアクセスも良く、お参りにも便利です。 また、主要道路から正門までは、5~6メートルの距離となっており、お参りが集中する時期も、混雑の心配がなく、安心してお越しいただけます。 |
預けた大切な遺骨が、どんな所に納められ、守られていくのか、ほんの少しイメージできるのではないかと思います。
まとめ
ここまで、現代ならではの供養法として、「遺骨相談.com」の送骨永代供養についていろいろと見てきましたが、参考になりましたでしょうか?
「送骨」とは配送サービスを利用して、お寺や霊園などにご遺骨を送り、納骨してもらう新しい供養のことです。
この送骨と永代供養とを組み合わせたのが、「遺骨相談.com」が提案する送骨永代供養です。
この現代ならではの供養法は、晩婚化、非婚化が進むにつれ、需要が高まりそうな気がします。
死んだ後のことは、残っている方にたくさなければならないので、こういう簡易な方法は、かえって希望どおりにしてくれる可能性が高いかもしれませんね。
うん、あてにならない子や甥、姪でも、このぐらいなら・・・
ただ、このサービスは「自宅に遺骨がある方」であって、「生前契約はできません」とのことでした。